仕事の自動化
MakeでRSSの新着をSlackへ通知する方法:読みたい記事だけ条件で絞る
この記事の目次
仕事で読むブログを開き、新着を探し、必要な記事のURLをSlackへ貼る。この繰り返しを減らしたいなら、サイトが配信するRSSをMakeで読み取り、条件に合う記事だけチャンネルへ送れます。
Makeは、アプリの処理を画面上でつないで自動化するツールです。ここでは「記事タイトルに指定した言葉があるときだけ通知する」設定例を作ります。AIによる重要度判定や要約は含めません。公式資料に基づく手順で、実際のSlackへ送信して検証したレビューではありません。
そのまま新着を受け取るだけなら、SlackのRSSアプリでもよい
まず、Makeを間に入れる必要があるかを考えます。Slack公式のRSS連携でも、フィードURLと投稿先チャンネルを指定して新着を受け取れます。全部の更新を読むだけなら、この方法から始められます。
Makeが候補になるのは、タイトルの条件で通知対象を絞りたい、通知文に決まった説明を加えたい、後で別のアプリへの保存もつなぎたい場合です。追加の設定と使用量の管理が必要になる代わりに、記事を受け取った後の処理を組み替えられます。
RSSの新着から、条件に合う記事を共有
- RSS新着のタイトルと
リンクを読み取る - フィルタータイトルに
指定した言葉がある? - Slack記事名とリンクを
テスト用チャンネルへ
1.記事ページではなく、RSSのURLを用意する
RSSは、サイトが新着記事の見出しやリンクを配信する仕組みです。読みたいサイトの「RSS」「Feed」などの案内から配信URLを取得します。ホームページや記事そのもののURLを入れても、RSSとして読み取れるとは限りません。
Makeで新しいシナリオを作り、RSSのWatch RSS feed itemsを追加します。公式RSSガイドに従い、URL欄へフィードURLを入れます。Maximum number of returned itemsは1回の処理で返す上限です。最初の確認では1件に絞り、Slackの送信はまだつながず、出力にどのタイトルとリンクが入るかを見ます。
開始位置の選択が表示されたら、過去記事をどこまで対象にするか確認します。新着がないと何も出ない場合もあります。テストで過去記事を選ぶなら、送信先は必ずテスト用にし、本番運用前に開始位置と件数を見直してください。
2.タイトルの条件を決める
練習用の条件を「タイトルに自動化という言葉を含む」とします。これは編集部が作った例です。実際には、購読するフィードのタイトルに使われる言葉へ変えてください。
RSSの右にSlackのSend a Messageを配置します。2つをつなぐ線をクリックしてフィルターを開き、RSSから出力されたタイトルの項目を選び、テキストの「Contains(含む)」に相当する条件と「自動化」を指定します。タイトル項目を手入力するのではなく、前のモジュールの出力から選ぶのがポイントです。Make公式:フィルター
| タイトル | 判定 |
|---|---|
| 請求書の保存を自動化する方法 | 通す |
| 新しい画像編集機能を紹介 | 通さない |
| 自動化しない方がよい作業 | 通す |
最後の例も「自動化」を含むので通ります。この条件は文章の意味を理解するものではありません。重要な記事を完全に選別できるとは考えず、最初は条件から漏れた記事も元のフィードで見比べて調整します。
3.Slackの本文にタイトルとリンクを差し込む
Slackモジュールで接続を作り、テスト用チャンネルを指定します。接続先のワークスペースと権限を確認してください。会社の設定でアプリ連携が制限されている場合は、管理者に利用可否を確認します。Make公式:Slack接続
本文は次のような形にします。角括弧の部分は文字として入力せず、RSSの出力から対応する値を差し込みます。フィードによって項目表示が異なる場合は、先ほど読み取った実データを見て選びます。
購読ブログの新着記事 [RSSのタイトル] [RSSの記事リンク] タイトルのキーワード条件に一致しました。
まず1件でRun onceを実行し、Slackに届いたタイトルが元の記事と一致するか、リンクを開けるかを確認します。フィルターを通らないときは、RSSの取得失敗と条件不一致を分けて見ます。フィード本文を丸ごと流すより、タイトルとリンクから原文を読める形が扱いやすい出発点です。
4.確認間隔は「フィードに何件残るか」も見て決める
スケジュールはMakeの実行間隔の設定から選びます。公式ガイドには定期実行や毎日の実行が案内されています。最短間隔はプランによって異なります。時刻指定する場合は、設定画面のタイムゾーンも確認してください。
確認を遅くしすぎると、フィードから古い項目が消えてしまうことがあります。例えば「新着20件だけを載せるフィード」に、次の確認までに30件追加されたら、すでに消えた10件は取得できません。これは説明用の仮定です。公開頻度とフィードに残る件数を見て、処理間隔と取得上限を一緒に決めます。
テスト用に1件へ絞った上限を、本番でもそのままにしないようにしてください。一方で上限を大きくしすぎるとタイムアウトの原因になる場合があると公式RSSガイドは説明しています。大量処理に広げる前に、小さな件数で実行履歴と使用量を確認します。
無料枠で続けられるかは、取得と送信を合わせて見る
Makeには無料プランがありますが、RSSを確認する頻度と、条件に合ってSlackへ送る件数によって使用量が変わります。常時短い間隔で動かしても無料とは限りません。最新のプラン条件と実行履歴を照合し、定期確認のクレジットを見積もる方法も参照してください。
必要な更新だけ、いつものSlackへ集めたいなら
最初は1つのフィードと1つのキーワードで試してください。Makeを開いてRSSの読み取りができたら、条件判定、テスト用Slackへの送信の順に進めます。全件をそのまま購読するだけなら、SlackのRSSアプリで十分かも確認しましょう。
Make自体が初めてなら、アプリをつなぐ画面と基本用語から。通知先も条件で分けたくなったら、ルーターでSlackの送り先を分ける例へ進めます。