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背景を消す前に、透明で作る。Qwen-Image-2.1の使い方と利用条件
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AIで作ったイラストを資料に置くと、白い四角い背景までついてくる。背景を消して、輪郭を直してから貼り直す。Qwen-Image-2.1は、背景が透明な画像を最初から作れる画像生成AIです。1枚の完成画像だけでなく、別の画像に重ねる素材を作る選択肢が広がりました。
Qwen-Image-2.1とは?画像を作る・直すを1つのモデルで
AlibabaのQwenチームが2026年9月20日に公開した、文章からの画像生成と画像編集に対応するモデルです。透明度を持つRGBA画像の生成・編集に加え、最大10枚の参照画像や、丸囲み・マスクによる部分編集に対応します。機能の概要と実例は公式リポジトリで確認できます。
利用条件は、モデル自体の利用と、生成した画像の権利を分けて読むのがポイントです。公開モデルは研究・評価向けのライセンスですが、Qwen公式は9月21日、生成物はそのライセンスの対象物に含まれず、生成した画像などの権利は利用者が保持すると補足しました。モデルを商用サービスに組み込む場合の条件まで解除された、という説明ではありません。
背景が白い画像と、透明な画像はどう違う?
例えば、緑のスライドに葉のイラストを置く場合。白背景の画像は長方形ごと重なりますが、透明な画像なら葉の外側にスライドの色が見えます。RGBAのAは、この透明度を記録するための情報です。
見た目が市松模様でも、その模様を描いた画像なら透明ではありません。保存したPNGを、白以外の背景に重ねて確認します。輪郭に白い縁が残っていないかも見ると、素材として使えるか判断しやすくなります。
公式デモで、背景透過の画像を試す手順
Qwen公式デモは、ブラウザーで入力できる入口です。2026年9月21日の画面にはPrompt欄、Enhance prompt、Generate imageがあり、英語・中国語の入力が案内されています。日本語の指示や文字の再現精度を保証する案内ではないため、最初は短い英語で試すと条件をそろえられます。
- 公式デモを開き、画像を新しく作るときは入力画像を添付せず、Promptに内容を書きます。
- 背景透過とRGBAを指定します。下の文は当サイトで作成した評価用の入力例です。
- 入力文どおりに試したい場合はEnhance promptをオフにします。オンの場合は指示文が補強されます。
- Generate imageで生成し、出力を保存できたら、背景の違う場所に重ねて透明部分を確認します。
A single green fern leaf, simple flat illustration, centered. Transparent background with an alpha channel. Output an RGBA image. No lettering, no frame, no shadow.
待ち時間・利用制限・ログインや追加利用の案内は、その時点のデモ表示に従ってください。回数無制限の無料サービスとしては紹介していません。入力例は生成の指示であり、同じ結果を保証するものではありません。
自分のPCで使うなら、ComfyUIの公式テンプレートから
ComfyUIは、画像生成の処理を画面上の部品でつなぐツールです。公式ガイドに、文章から生成するテンプレートと画像編集用テンプレートがあります。
- 対応する最新版のComfyUIを用意し、テンプレートでQwen-Image-2.1を検索します。
- 公式ガイドのモデル一覧に従い、生成モデル・テキストエンコーダー・VAEを配置します。
- 新規生成ならText to Image、手持ち画像の修正ならImage Editを選び、入力文と画像を設定します。
テンプレートや部品が出ない場合はバージョンを確認します。新機能が安定版にまだ含まれない場合もあります。必要なGPU・メモリや保存容量を確かめてから導入し、モデルの数字だけで「普通のPCなら動く」と判断しないでください。
商用利用と費用は、どこを確認する?
9月21日のQwen公式の追加説明では、生成物はライセンス対象のMaterialsに含まれず、利用者が生成画像などの権利を保持するとされています。朝の公開時には、この区別の説明が不足していました。生成画像まで一律に非商用限定と受け取られる表現を修正しています。
- 生成した画像を使う:上記の公式説明を確認します。生成物の権利についての説明と、第三者の著作物・人物・商標などを使えるかは別の問題です。
- モデルを商用の仕組みに組み込む:モデル本体のライセンスを確認します。研究・評価目的の非商用利用と、別ライセンスが必要な商用利用の区別は残っています。
- 外部サービスで生成する:そのサービスの料金・生成回数・商用利用条件も確認します。Qwenの説明だけでサービス側の条件がなくなるわけではありません。
まず試す価値があるのは、透過素材や複数画像の編集を評価したい人。手持ちの写真の背景を1回消したいだけなら、新しい生成環境を導入する必要はありません。既存画像を扱う方法はMiriCanvasの背景削除の使い方でも紹介しています。作りたいものが新しい素材なのか、今ある写真の加工なのかで、入口を選びましょう。